Gan-wu

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岩宇の魅力や情報を日々発信します

 北海道の南西部、後志エリア(しりべし)のほぼ中央付近に位置する4町村を岩宇地域(がんうちいき)と呼んでいます。岩宇地域は、農業を基幹産業とする共和町(きょうわ)と、漁業を主として発展してきた岩内町(いわない)、泊村(とまり)、神恵内村(かもえない)の4町村で構成されています。
 今回の記事では、後志エリアで有名な小樽(おたる)や余市(よいち)などからも比較的近くにある、岩宇地域について、皆さんにおすすめしたい情報をいくつかご紹介します。是非最後までご覧ください。

 みなさんは、小樽旅行・余市旅行に行かれたことはありますか?小樽・余市エリアは、札幌近郊ということもあり、海外・道外からの旅行客だけではなく、札幌近郊の方の旅行先としても人気のあるエリアです。小樽運河や石造りの歴史的建造物がおりなすノスタルジックな街並み散策や、今やジャパニーズウイスキーとして有名な「ニッカウヰスキー」北海道工場・余市蒸溜所の工場体験、初夏にかけて人気のサクランボやプルーンなどのフルーツ狩り等、様々な観光コンテンツが楽しめるという点が大きなポイントでしょう。

 そんな人気のエリアから1時間半ほど移動したところにあるのが、今回ご紹介した岩宇(がんう / Gan-wu)地域です。岩宇地域は、農業と漁業を中心に発展した2つの町と2つの村(共和町、岩内町、泊村、神恵内村)の事を指しており ”ここでしか体験できないコト” を売りに地域づくりを行っています。

 この地域のひとつ目のおすすめしたいポイントは美しい海です。北海道の海といえば、荒れ狂う日本海の荒波と、どこまでも深く続く漆黒の海岸というイメージを持つ方も少なくないと思うのですが、積丹半島から続くこのエリアは、南の国かと見間違えるほどの美しい青い海が広がります。

 小樽や余市の歴史的な港町も素敵ではありますが、「積丹ブルー」とよばれる青く美しいこの景色は、180度違うジャンルとして皆さんの心に響くと思います。この地域の海は、南国のエメラルドグリーンと少し違い、緑色の色味が少ない美しい青色 “コバルトブルー” として多くのメディアなどにも取り上げられています。そんなコバルトブルーの海をで体験いただきたいのが「シーカヤックアドベンチャーツアー」です!
 泊村から神恵内村にかけて、ニシン漁が盛んだったころに海岸沿いにたくさん造られた「袋澗(ふくろま)※」という場所を活用したアクティビティです。※袋澗(ふくろま)とは・・・ニシン漁が盛んだった時代、獲れたニシンを海岸で一時的に貯蔵しておくための港湾施設。

 陸から見る風景も素敵ですが、コバルトブルーの洋上からみる景色はまさに “ここでしか体験できないコト” のひとつといえます。体験の詳細などはホームページのお問い合わせからご相談も受け付けておりますのでよろしくお願いします!

 次におすすめしたいのは、近年人気のキャンプコンテンツです。北海道には多くのキャンプ施設があり、小樽や余市にもグランピング施設をはじめ、多くのキャンプ場が人気になっています。私たちの岩宇地域にも自信をもっておすすめしたいのが「いわないオートキャンプ場マリンビュー」です。”オートキャンプ場” という名前のとおり、車で直接乗り入れ可能な「電源付きのカーサイト」(※電源なしカーサイトもあります。)や、 自然に溶け込んで自由にテントを設置できる「フリーテントサイト」、キャンプ初心者や子供連れの方にも安心な「コテージ」など、スタイルや目的に合わせて幅広く楽しめるキャンプ場となっています。

 このキャンプ場をご利用いただく際におすすめしたいことが2つあります。まずは、美味しい新鮮な地域の食材をキャンプ飯として食べていただくことです。キャンプのハイシーズンである夏であれば、有名な海産物(イカやウニなどの魚介類)から、らいでんブランドのスイカ・メロン・スイートコーン(とうもろこし)などの野菜なども、道の駅や地域の商店などで手軽に購入することができます。そのままBBQの食材として利用するもよし、ひと手間加えておしゃれな時間を過ごすもよしです。

 もうひとつのおすすめは “夜の時間の楽しみ” です。キャンプ場が位置している場所は少し高い場所に位置しているため、満天の星空と街明かりと漁船が作り上げるイルミネーションのような輝きが驚くほど美しいです。キャンプ場内の街灯も調整を行っているため、北海道の澄み切った空気だからこそ見える美しい夜景は “ここでしか体験できないコト” のひとつになること間違いなしです。

関連記事はこちら:https://gan-wu.com/column/iwanaicamp/

 最後におすすめしたいのは、美しい自然のなかを散策することが出来る “神仙沼(しんせんぬま)” です。「ニセコパノラマライン(道道 66 号線)」の途中にある美しい湿原 神仙沼は、神秘的・幻想的な風景と、全国的にも貴重な花々や昆虫が見られる人気スポットとして、夏のニセコファンにも知られています。

神仙沼までの道のりは、木道が完備されておりベビーカーや車いすなどでも訪れることが出来るように、バリアフリー対応がされています。とはいえ、アスファルト道路のようにフラットではないため、でこぼこしている箇所も多く、訪れる際には注意をいただくようにお願いします。

 神仙沼にたどり着くと、写真用の看板や木製ベンチなどがありますので、神秘的な雰囲気の中でゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。海抜 約750メートルという高い位置にあるため、多くの高山植物の草花を楽しむことが出来ます。こちらの記事でも高山植物についてご紹介していますので、是非ご覧ください。
 関連記事はこちら:https://gan-wu.com/column/shinsennuma/

 今回は小樽・余市からも近い、岩宇(がんう)エリアの魅力を少しご紹介しました。岩宇には ”ここでしか体験できないコト” が沢山あります。本サイトの他記事なども是非ご参考にいただき、次の旅行のヒントに活用いただけたら幸いです。

 岩宇(がんう)へ旅行に行ってみたいけどどうしたらよい?近くを旅行で訪れるので楽しみ方を教えてほしい!など、ご質問・ご相談がありましたらお気軽にお問合せフォームからご連絡ください。皆様の次の北海道旅行のヒントとしてお役に立てたら光栄です。