Gan-wu

JOURNEY

岩宇の魅力や情報を日々発信します

「いわないオートキャンプ場マリンビューがある岩内ってどんなところ?」

 かつてはニシン漁で栄えた北海道積丹半島西端の人口 1.2 万人ほどの港町。海と山が近い上に平野部も広いので、海産物、農産物とも周辺の町村(岩内町、共和町、泊村、神恵内村 etc)から供給される食材に恵まれた地域です。
 岩内湾に沈む夕日を眺めながら、地元食材を活用したキャンプ飯に舌鼓を打つ。札幌から車で2時間弱、ほどほどの利便性と豊かな自然が調和した、札幌近郊の穴場絶景キャンプ場です!

「いわないオートキャンプ場マリンビューはどんなキャンプ場?」 

 「オートキャンプ場」という名前の通り、車で直接乗り入れ可能な「電源付きカーサイト」、「電源なしカーサイト」はもちろん、自然に溶け込んで自由にテントを設置できる「フリーテントサイト」、キャンプ初心者や子供連れの方にも安心なコテージなど、スキルや目的に合わせて幅広く楽しめるキャンプ場です。センターハウス内には、炭や薪、氷や花火などが買える売店や、乾燥機付きのコインランドリー、温水シャワーなどがあり、快適な設備が整っています。
 マリンビュー敷地内には岩内岳の登山道の入り口もあるので、日中は山登りをするもよし、近隣の海辺で遊ぶもよし、リピーターの方々は2泊以上のスケジュールで周辺を満喫しているようです。

「地元キャンパーがオススメする、マリンビューを 10 倍楽しむ方法」

 さてさてここからは「地元に居ながらにして非日常を体験する!」を実践する地元キャンパー目線で、マリンビューの魅力を深掘りしてみようと思います。あまり広まると実現が難しくなるので、読んでいただいた方の胸にとどめ SNS などで拡散しないでいただけるとありがたいです(笑)
 まずはサイト選びから。一般的にセンターハウスに近いサイトから予約が埋まって行きますが、一番遠い高台の上の「電源なしカーサイト」「フリーテントサイトサイト」をおすすめします。センターハウス近くのサイトからは手前の山に隠れて海が見えないのですが、こちらからは岩内湾がきれいに見えます。そうです、沈む夕日や夜景・漁火に欠かせないロケーションなんです。

 次に食材選び。岩内町はほどほど便利な町なので、食品スーパーもありますが、ここは地元の個人商店での調達をオススメします。魚介類も肉も断然クオリティが上がります。特に魚介類は沈む夕日を眺めながら「あの海で獲れたんだなー。うまいや、最高に幸せ。」となるので絶対に外せません。地元の塩水ウニやアワビ、朝イカが手に入った時には、至高の北海道キャンプ飯が約束されます。岩内の地域おこし協力隊員が作った「HONMAP」という地元情報冊子が秀逸すぎるので、ぜひ入手して食材調達してみてくださいね。
岩内地域おこし協力隊が作っている地元情報冊子「HONMAP」はこちらから

最後に私がおすすめする 3 つのポイントをご紹介します。

その 1. 温泉を楽しんでみよう!
 実はここマリンビューは「いわない円山温泉郷」のど真ん中に位置しています。車を出したらスグ、歩いても夜の散歩にちょうど良く日帰り温泉を満喫できます。泉質は「塩化物泉」で、施設によって使用している温泉井戸が違うため、透明な湯と少し濁った湯があります。連泊する場合には、色々な温泉を試して見るのもおすすめです。

その 2. クワガタを捕まえてみよう!
 キャンプサイトのさらに上には大きな森が広がっています。虫捕りが好きな方はペットボトルなどで簡単に作った仕掛けでクワガタを捕まえることができます。コクワガタが多いですが、運が良ければミヤマやノコギリも捕まえられます。

その 3. 夜の時間を楽しもう!
 BBQ も一通り楽しんだ後は、夜景や星空をゆっくりと楽しんでみましょう。7~8 月と 10 月のイカ漁の時期には、イカ釣り漁船の漁火が岩内湾を明るく照らします。もし、漁期以外の時や船が出ない夜だとしてもご安心を。マリンビューでは数年前から施設内の街灯の灯りを減らしています。灯りが届かない暗がりに行けば、見事な星空を堪能できます。運よく月明かりのない夜に当たったら、ぼんやり白くかかる天の川を肉眼でも見つけることができるでしょう。さらに運よく流星群の夜に当たったら、寝転がって流れ星の数を数えられるかもしれないですね!

「札幌近郊、近場の非日常キャンプ場マリンビュー」

 いかがでしたか?今回はキャンプ場の快適さの紹介はほどほどにして、マリンビューでの非日常体験に焦点を当てて紹介してみました。
 キャンプ後にもここ岩宇地域(岩内・共和・泊・神恵内)には、ウニむき体験や農業体験、海や山の自然散策やアクティビティが充実しています。他の記事やコンテンツから、ぜひ自分好みの旅の楽しみを探してみてくださいね。

岩宇地域の最新情報はこちらから!

この記事を書いてくれた方:うみねこボランチ さん
岩内在住のライター。自然やアウトドア活動、美味しいものが得意分野です。特技は、光の速さで寝落ちすることです。ガイドブックや情報誌では探せない、地元民ならではの視点で皆さまに記事をお届けできたらと思います。