Gan-wu

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岩宇の魅力や情報を日々発信します

 北海道の南西部、積丹半島の下あたりに位置するエリアで、農業を基幹産業とする共和町(きょうわ)と、漁業を主として発展してきた岩内町(いわない)、泊村(とまり)、神恵内村(かもえない)の4町村で構成される地域を ”岩宇(がんう / Gan-wu)” と呼んでいます。由来としては、共和町および岩内町が「岩内郡(いわないぐん)」、泊村および神恵内村が「古宇郡(ふるうぐん)」という、町村を包括する区画名が由来となっています。

 今回の記事では、日本海ならではの景観と、美しいニセコ連峰と田園風景が絶妙に共存する 岩宇エリアについて夏季と冬季にわけて、皆さんにおすすめしたい情報をいくつかご紹介します。是非最後までご覧ください。

 いまや世界的スノーリゾート地のひとつともいえるニセコエリアですが、夏季もコテージやバンガロー、キャンプ場を利用した非日常的な休日の過ごし方や、ホテルでゆったりした長期滞在も人気のあるエリアです。ニセコ内でも様々なアクティビティが充実しているので十分楽しめるのですが、少し外の地域を見てみるとニセコエリアにはない、別の楽しみ方が沢山あります。

 その中のひとつとしてご紹介したいのが岩宇エリアにおける食の体験です。この地域は4つの町村から出来ており、新鮮な海産物と農作物、それらを加工した様々な加工品が沢山あります。

 まずご紹介したいのは、夏のシーズン(7月~8月)に岩宇エリアに住んでいる皆さんも大好きな「イカ」です。イカ刺しや、イカのポンポン焼き(イカのしょうゆ焼き。北海道の浜言葉では”イカポッポ”とも呼ぶ)はおすすめの一品。岩内町・泊村・神恵内村の漁港は夏のシーズン時期になると、各町村の食事処でも食べることができます。また、加工品も有名で、イカの沖漬けや塩辛など、口に運ぶと磯の香りとうま味が詰まった夏の味覚を楽しめます。加工品などは各市町村の道の駅や等でお買い求め可能ですので、お立ち寄りの際には是非ご覧ください。

 2つ目にご紹介するのは、岩内町で誕生したクラフトビールブルワリー” IWANAI BREWERY &HOTEL(イワナイブルワリー&ホテル)”です。

今から100年以上前の、1871年(明治4年)11月、北海道に地質調査で訪れた “トーマス・アンチセル氏” が、岩内で野生のホップ(※厳密には日本種のカラハナソウとされている)を発見したことが日本のビール史のはじまりと言われています。この「ホップ発見の土地」という事もあり、この地に誕生したのがイワナイブルワリー&ホテルです。近くの農園で育てたホップと、岩内町の海洋深層水を組み合わせて作り上げるビールは、100年以上前の景色をどこか思い出させるようなクラフトビールとなっています。

 3つ目にご紹介するのは、忘れてはいけない「ウニ」です!積丹のウニといえば夏の風物詩としても有名で、北海道内だけではなく全国的にも有名だと思います。

しかし、積丹のウニは夏季に限定されており、その一瞬しか味わえないというものでした。そんな中、岩宇の海岸線ではウニの畜養事業というものがはじまり、夏だけではなく冬にも食べられる味覚の開発としてブランド化が進められています。秋に水揚げしたウニに昆布やキャベツ・白菜などの野菜を与え、甘みと旨みがたっぷりのウニとして近年流通が始まっています。

 4つ目にご紹介するのは、共和町ブランドのらいでんブランド商品です。スイカやメロンが有名ですが、近年ではお米も有名で「ななつぼし」などは全国でもトップクラスのお米としてその認知を広げています。平均気温が10度未満という冷涼な環境が、農作物を最高の状態に仕上げてくれています。夏の時期になると道の際で販売をされている方もいらっしゃるので、是非見つけた際には立ち寄ってみることをおすすめします。

 食以外のジャンルで岩宇エリアにおいて是非ご紹介したいのは、4町村それぞれにある温泉です。ニセコエリアにも多くの温泉がありますが、岩宇エリアは海と山が近くにある関係から、ミネラル分を多く含む温泉が多いのが特徴です。夏はドライブやビーチであそび疲れた体を癒すのもよし!冬はスキーやスノーボード、スノーアクティビティで冷えた体を温めるのもよしです。日帰りでも勿論楽しめますが、ゆっくりとその土地と触れ合ってみるというのも良いものです。

 今回はニセコからも近い岩宇(がんう)エリアの魅力を少しご紹介しました。岩宇にはまだまだ絶景やグルメなど魅力的なスポットが沢山あります。下記におすすめの関連記事をご紹介していますので、是非この機会にご覧になってみてください。

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