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岩宇の魅力や情報を日々発信します

札幌から車で約 2 時間。ニセコや余市と隣接するおすすめのエリア。

 北海道の西、積丹半島の西側に位置する岩宇地域。岩内郡である岩内町と共和町、古宇郡である泊村と神恵内村からなる地域である。札幌からのドライブの場合、高速道路(札樽道、後志自動車道)を使うと、約 2 時間ほどで訪れることができる。

 近隣には、さくらんぼやプルーンの果物収穫体験が楽しめる果樹園や、“日本のウイスキーの父”と呼ばれる創業者・竹鶴政孝がウイスキーづくりの地として選び設立したニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所、近年ではワイン用のブドウ栽培や小規模のワイナリーが複数個所生まれつつある余市町や、冬のパウダースノーが世界的に有名になり、夏の間も尻別川のラフティングや、キャニオニング、ダッキ ー、カヤックをはじめサイクリングなど様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができるニセコが位置する。 

 また、岩宇地域を含む夏のドライブでおすすめなのが、なんといっても様々な奇岩や急峻な海沿いの崖の景観と積丹ブルーと呼ばれる真っ青な海の景観を楽しむことができる積丹半島をぐるっと回る海沿いのルートと、ニセコ地域から神仙沼等を経て岩宇地域へと続く山のルートであるニセコパノラマラインを通るルートである。それぞれ、積丹半島の海の景観と、ニセコ地域を含む岩宇地域の山の景観を楽しむことができる夏のおすすめのドライブルートである。

 積丹近郊に広がる「積丹ブルー」の海がこれだ!
積丹半島に広がる「積丹ブルー」の海がこれだ!

夏の積丹半島ドライブでおすすめ。岩宇地域の海岸線沿いのおすすめスポット。

 岩宇地域の海岸線沿いのドライブでは、地元で獲れた新鮮な海産物が購入できる施設や、夏の間、積丹ブルーの海でマリンアクティビティを楽しむことができる施設、古くから岩宇地域の景観として親しまれてきた様々な奇岩怪岩が連なる勇壮な景観を楽しむことができる。

 積丹半島をぐるっと周る国道229号線沿いで海岸線沿いに位置する道の駅オスコイ!かもえないでは、地元の新鮮な海産物等を購入することができる(季節による)。夏の間は、地元で獲れたホタテやカキを購入することができ、店内に設置された活ホタテの水槽は訪れる人の目を楽しませてくれる。海産物以外にも水産加工品や地元のお菓子等の購入をすることもできる。夏の間は日にち限定でイベントが開催されることもあり、夏のドライブの際には、ぜひとも立ち寄って頂きたい積丹半島の海岸線沿いのスポットの一つである。(2021年現在、新型コロナウイルス感染症の影響にてイベントの開催は行っておりません)

 また、同じく国道 229 号線で泊村に位置する、うみカフェ「さかずきテラス」では、簡単なお食事とシーカヤックなどのマリンアクティビティを楽しむことができる。目の前には、アイヌの美しい娘が、かなわぬ恋を実らせるため毎日歩いて通いつめたとされる伝説も残る弁天島の美しい景観がひろがる。夏の積丹半島のドライブの途中に、立ち寄ってちょっと一息するのも良し、シーカヤックなどのアクティビティを楽しむ(要事前問い合わせ)のも良し、こちらも同じく夏のドライブのおすすめの立ち寄りスポ ットの一つである。

 その土地の成り立ちから、独特の奇岩・怪岩が海岸線沿いに数多く存在する岩宇地域の中でも、特に有名なものの一つに岩内町の海岸線沿いから眺めることができる弁慶の刀掛岩(かたなかけいわ)がある。美しい夕日を楽しむことができる岩宇地域一体ではあるが、特に奇岩と夕日の美しさを楽しむことができる弁慶の刀掛岩は、地元の人にも愛されている。北海道の岩内町と蘭越町の境界に位置する雷電海岸にあり、その名前の由来は地域に伝わる源義経伝説にある。奥州平泉での合戦に敗れた源義経が難を逃れてこの地へやってきて、旅の途中の雷電岬で休息を取った際に、腰の刀が邪魔になった弁慶が、自慢の力で岬の岩をひねって太刀を掛けた、という伝説が今でもこの地に伝わっている。刀掛岩のすぐ南には、アイヌの酋長チパの財宝が眠るという伝説が残る不落の洞窟(陸路からの道はなし)もあり、ガイドと行く夏の間のシーカヤックツアーなどが実施されている。

夏のニセコパノラマラインのドライブにもおすすめ。おすすめの立ち寄りスポット。

 積丹半島から少し内陸に入るドライブルートにも立ち寄りが楽しいドライブスポットが存在する。北海道の中でも、夏から秋の時期にかけての人気のドライブルートの一つであるニセコパノラマラインや宿泊はもちろんドライブの途中での日帰り温泉も楽しむことができる岩内の円山温泉郷がおすすめである。
 ニセコエリアから岩宇地域へと道が続くニセコパノラマラインは、夏の間、多くのドライブ客やツーリング客でにぎわう。ニセコパノラマラインの途中には、ニセコに複数ある湖沼の中でも特に美しいとされる神仙沼があり、夏の時期には、ハイキングや、美しい花々など高山植物の観察を楽しむことができる。駐車場には、神仙沼自然休養林レストハウスがあり、ドライブの間の休憩スポットとしての立ち寄りがおすすめだ。レストハウス内では夏の間の地元の特産品であるカットすいかや、カットメロンをめ、地域の食材を使った軽食や、こだわりの焙煎豆を使った美味しいと評判のコーヒーを楽しむことができる。店内には、地元のお菓子や雑貨等の販売コーナーもあり、岩宇地域のお土産購入をすることもできる。

 ニセコパノラマラインをくだり、岩内の街中を通って、美しい海の景色を背中に岩内のスキー場方面にまた少し山を登ると複数の温泉宿やホテルが位置する円山温泉郷がある。地元の美味しい海産物を楽しむことができる宿泊はもちろんのこと、ドライブの間の休憩として、日帰り温泉を楽しむこともできる。



夏のドライブの思い出に。岩宇地域でのお土産を旅の思い出とともに。

 ドライブの最後には、ぜひ地元のお土産を旅の思い出の一つとして持ち帰って頂きたい。岩内の街中に位置する道の駅いわないでは、地元で製造された水産加工品をはじめ、お菓子や、岩内町のキャラクターたら丸グッズ等の購入ができる。古くからニシン漁で栄え、また延縄を使ったスケトウダラ漁をいち早く始め、それら海からの恵みとともに今の町が形成されてきたこの町の歴史を感じながら、ぜひとも一つ一つの水産加工品とその加工品にまつわるこの町のストーリーに触れて頂きたい。

 海にまつわることが楽しめる神恵内村、泊村、岩内町と、神仙沼をはじめとした神仙沼やのどかな田園風景を楽しめる共和町の 4 町村で構成される岩宇地域。札幌から車で約 2 時間で訪れることができるこのエリアで、夏のドライブ旅を楽しんで頂きたい。

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