Gan-wu

JOURNEY

岩宇の魅力や情報を日々発信します

①夜は眠るという当たり前の「ごちそう」

神恵内村には都会に無いものがあります。それは、ゆっくりとした時間の流れです。
札幌のような、または東京や大阪といった大都市は眠る事がありません。常に誰かが仕事し、遊び、活動しています。
しかし、私たちの田舎には、今は誰も動いてないと思える時間があります。
そのせいか、夜10時にもなると深夜も深夜。とても眠くなります。
もちろん、漁村ですから夜に出港する漁があれば漁船や人は動くのですが、それも毎日ではないのです。
そして、神恵内村にはコンビニはありません。
夜中に急に喉がかわいたら、自販機で渋々買うか、タバコが欲しければ15キロほど離れた隣の隣町に行くしか無いのです。
つまり余分に物を用意しておく必要があり、その用意もしっかりすんでしまうと、やる事が無くなります。
そう、やる事を減らして、人にも会わずにスマホも見ない。そうすると感じます。
あぁ、これが贅沢な時間の使い方なんだなぁ。

②自分で工夫するという楽しみ。

私のおすすめは、このゆっくりとした時間を楽しむ事。

そう考えると、キャンプと一緒かも知れません。
あらかじめ何をするのか自分達で考えて自分で自分をもてなすのです。
もっと考えると何もしないと言う選択肢もあります。
田舎に泊まって楽しむという事は、誰かに用意してもらった遊びを楽しむのではなく、自分で考えた遊びや、子供の頃自然とやっていたちょっとした遊びをして、心に栄養を与えるという事なのだと私は思います。

③何をしていいかわからない方へ

ここまで、自分で自分をもてなすという事に言及してきました。
よく考えてみると、都会にいる時にはお酒を飲みにいったり、ボーリングにいったり、漫画喫茶にいったり、ディスコにいったり…そう誰かが先に用意してくれている事を楽しんでいるのです。
あれ、そしたら何をすればいいんだっけ?となるかも知れません。
そんな方のためにヒントをお伝えします。
その1 遊び×遊び 誰もやらなそうなことをやってみるのもいいかも。サッカーゴルフとかあるけど割とやらない事ですよね。
その2 子供の時の遊び 水切りとか、ちょっと本気だしてみたらたのしいかもね。
その3 実験 海辺に落ちてる流木でアート作品を作ってみるとかね。

いずれにしても、「自分が率先して楽しんでいく事」が重要です。

神恵内村で泊まって楽しむという事は、ほんの少し、ちょっとのあいだ、田舎の生活を楽しむという事だと思います。
能動的に、積極的に、このゆっくりとした時間を贅沢に使ってみてはいかがでしょうか。

●この記事を書いてくれた方:とある神恵内村の住人